命は自分で守る!栄町小スクールゾーン実行委員会

 6月30日、栄東地区5小学校の先頭を切って、令和5年度の栄町小学校スクールゾーン実行委員会が開催されました。この委員会は、小学校のスクールゾーン内の交通事故防止を目的として結成されたもので、連合町内会会長や交通部長、校区内の町内会長、PTAの役員などで構成しています。

 この日は、令和4年度の決算報告や5年度の事業計画、予算などを審議したほか、出席者の皆さんとの意見や情報交換を行いました。参加者からは、自転車利用者のヘルメットの未着用が多い問題、学校周辺の登下校時の駐車で道路が狭くなり危険であること、また、かねてから懸案の栄町中学校と小学校の間の横断歩道設置が進むと聞いていたが一向に進展していないなどの課題が提起されました。

 東警察署からは、最近、子どもではないが自転車と自動車の事故で頭を強く打って重傷を負ったケースや小学生がバスを降りてすぐバスの前を通って車道に出てはねられたケースの説明がありました。いかにヘルメット着用が大切であるか、また、誰もが知っているはずのバスの直前直後の横断による事故で、基本的な交通ルールを繰り返し子どもたちに徹底する必要性が提起されました。

 最後の萩澤校長から、ヘルメットの経済問題はあるが、まず、「自分の命は自分で守る」のが基本であり、今後も着用指導を徹底する必要があること、学校周辺の駐車違反は学校として何ができるか考えるとともに、地域の皆さんも一緒になって防止策を考え、ともに子どもたちを守っていこうというお話がありました。子どもたちの安全は何にも代えがたい大切なことです。こうした意見交換により、学校や地域が一体となって、交通事故防止に取り組むことができると言えましょう。

 なお、懸案の横断歩道は、敷設場所に北電柱があり、移設費用は要望者の負担になることから、この問題をどう解決するかで遅れているとの説明がありました。

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