語ってみない会 in 栄ケ丘会館を開催

 地域のポテンシャルは無限です。そんな熱い地域愛やまちづくりへの思いを語る「語ってみないか会 in 栄ケ丘会館」というイベントが、5月20日、東区社会福祉協議会・第2層生活支援コーディネーター主催で開催されました。

 栄ケ丘会館(東区北36条東21丁目)は、栄東地区と丘珠地区の皆さんが、日ごろから子ども会をはじめ。様々な活動を実施している場所です。札幌市では、日々の生活の支えあいを広げる生活支援体制整備事業を展開していますが、今回は、その一環で開催されたものです。

 まず、同コーディネーターの熊谷美和子さんから生活支援体制整備事業の説明があり、その後、グループワークを行いました。「私たちの地域のいいところ」「私たちの地域の気になっているところ」「私たちの地域でやってみたいこと」「私たちの地域にあったらいいな」という4点で、参加者が意見を出し合いました。

 いいところは、「公園が多い。緑が豊か。土地が広く、人の心も広い。アクティブシニアが多い。子ども会通じて地区の区域を超えて交流」などが郷土愛に満ちた意見が出されていました。会館と大きな栄ケ丘公園というランドマークが活動の大きな資源になっていそうです。

 次に、気になるところでは、「栄南緑地が(夜)暗くて怖い。元気な高齢者の(活動への)誘い方。日中働き盛りの人が不在で、子どもや高齢者の見守りに何ができるか。別室登校の子どもが増えている。防災コミュニティをどうつくるか」などが提起されました。

 やってみたいことでは、「町内会の垣根を超えた高齢者と子供の交流。アクティブシニアが活躍する地域づくり。夏祭りの復活。若いうちからの地域参加。保育園と地域の交流。地域内の介護施設のお手伝い」など「参加と交流拡大」がキーワードになりそうです。

 最後に、地域にあったらいいなということでは、「災害時に助け合いが円滑に進められるマップづくり。LINEによる地域情報発信の拡大。災害時の効果的な安否情報の仕組み。小学校、PTAと町内会のネットワーク。もっと近くにスーパーがあったら」などが挙げられていました。

 地域の課題をしっかり見つめ、やりたいこと、できることに、少しでも地域の良くしようという熱い思いが感じられるグループワークでした。最後に、こうした意見交換を継続することに賛同してこの会を締めましたが、やがてこの地域ならではの支えあいの構築が大いに期待できそうです。

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