たまねぎに交通安全を託し、街頭啓発

10月14日、栄東地区の秋の風物詩「交通安全たまねぎキャンペーン」が地下鉄栄町駅交差点で実施されました。当日は栄東連合町内会や単位町内会の役員、栄東地区の交通安全母の会や交通安全協会、交通安全指導員など約50名が参加しました。

このキャンペーンは、国内で初めて本格的に作られたたまねぎ産地としての特徴を生かして、道行くドライバーや歩行者の皆さんにたまねぎを配布しているものです。たまねぎと交通安全を呼びかけるチラシを一緒に配布することでより多くの方に手に取って頂き、アピール性が高まっています。昭和61年、当時の連合町内会交通部長であった氏家謹一さんが丹精込めて育てたたまねぎ2,000個を寄付したことから始まり、今年もたまねぎの寄贈を受け、36回目の開催となりました。

当日の午前中に、連合町内会役員の手で袋詰め作業が行われ、午後2時から配布を開始した約600袋はあっという間に底を尽きました。続けて日の丸会館で行われた交通安全教室では、札幌方面東警察署 交通第一課長 早坂大介様による講話が行われ、「一瞬の脇見(スマホやカーナビを覗くなど)で発生する事故が多い。運転に“慣れ”はなく、常に緊張感を持って運転するよう心掛けて欲しい」とドライバーへ訴えかけました。また、歩行者に対しても「暗い時間帯には反射材や明るい服装を身に着けること、後部座席に乗る際にシートベルト着用を徹底することで、事故の発生や被害を最小限にできる」と話し、交通教室に参加した約30名の参加者に交通安全の心得について訴えました。

栄東地区では、「交通事故死ゼロ」1353日目を迎えます(10月14日現在)。これから積雪や凍結路面でのスリップ事故が多発する季節がやってきます。事故に遭わない、起こさないように、引き続きルールを守って交通安全を心がけましょう。(竹重)